米西部5州、通年でネットの「世界遺産ゲーム」展開し、需要喚起につなげる

  • 2007年11月6日
 アメリカ西部5州政府観光局は2008年、インターネットゲーム「ファイブスターズ・アメリカ世界遺産5つの謎」を活用し、通年で観光促進キャンペーンを実施し、旅行需要の喚起をはかる。これは従来の業界対象のプロモーションをうけ、域内5ヶ所の世界遺産となる国立公園が旅行各社のパンフレットに掲載され、商品が充実。これを好機として、需要を喚起し、販売に繋げるねらい。また、日本人観光客が旅行では「発見」より「確認」を重視する傾向があるとの分析から、ゲームの活用で事前に情報を提供する。

 キャンペーンでは、サイトへのアクセス数として240万人から300万人を見込む。2004年に実施した「ミステリーサークル」は、7ヶ月で140万人が訪問。サイト訪問者の傾向は、14歳から60代後半までと幅広いが、特に20代後半と40代前半が多い層であった。これ以外に数値目標は設定していないが、パッケージ商品の造成数やツアーオペレーターの取扱人数を指標として、効果を測定することも検討している。

 キャンペーンは、日本旅行業協会(JATA)のサイトやYahoo!の懸賞サイトなどインターネット上でリンクを掲出、旅行会社のパンフレットへのロゴマークでも告知する。


▽キャンペーン告知サイト
http://www.ladyweb.org/game/08/index.html

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