ハワイ、今年の訪問者数130万人の見通し−HTJ一倉氏

  • 2007年11月1日
 ハワイ州観光局(HTJ)ディレクターの一倉隆氏は、2007年の年間の日本人訪問者数は130万人台を死守できる見通しを示した。ハワイ州産業経済開発局(DEBET)がまとめた9月の日本人訪問者数は前年比2.7%減の11万4252人、1月からの累計は2.6%減の99万3887人。これをうけ、HTJでは12月までの3ヶ月間について、関西発のユナイテッド航空(UA)の減便を考慮し、概ね前年比7%減から8%減で推移すると予想しており、この範囲であれば、130万人を達成できるとの考え。

 なお、来年にはプロモーションで「Discover Hawaii」に加え、「So Much More Hawaii」をプロモーション活動で打ち出していくが、これにより年間を通じたハワイでの楽しみ方を提案していく。具体的にはポスター、交通広告や屋外広告、HTJサイトや旅行業界、一般向けパンフレットを1月下旬に改定。そのほか全国紙を筆頭に、ハワイに直行便が就航していた都市の地方紙を中心とした新聞広告と記事の露出を計画。これにより、「体験や体感、あるいは感動が出来ることを伝え、滞在日数や消費額の増加のほか、数値だけで表せない満足度の向上につなげたい」(一倉氏)としている。