メルコスール、訪問者数が堅調に増加、来年は日伯移民100周年が起爆剤

  • 2007年10月31日
 メルコスール観光局局長ラエルシオ・ブランコ氏は、来年度の予算80万米ドル(約9173万円)に決定したことを受け、FAMツアーなどプロモーションを積極的に展開、今後は2012年まで20万人の訪問者数を目標として活動する方針だ。現在の訪問者数は、対2002年比で約2倍の10万人に迫る勢いで、2008年にはブラジル移民100周年も控え、これを契機とした集客を目指す。旅行会社や航空会社から現地の記念式典への参加を視野に入れた問い合わせが増えており、観光局としてもブラジルに入国した日本人に記念の証明書を発行することを計画しているという。

 旅行業界を対象としたFAMツアーはこれまで、年2回から4回程度で実施、来年も4回実施する。この11月にも2コースを予定し、ブラジルとパラグアイのコースでは、アマゾンでのクルーズやエコツアーなど自然とともに、世界遺産トリニダー遺跡、ブラジル移民100周年記念式典の会場も訪れる予定だ。アルゼンチンとウルグアイのコースでは、ワイナリー視察やタンゴのほか、世界遺産のコロニア・デル・サクラメントや、第1回ワールドカップが開催されたセンテナリオ・スタジアム、ブエノスアイレスで注目が集まる「パレルモ・ソーホー」や「パレルモ・ハリウッド」など、文化をテーマとしたツアーを計画している。


▽参考:日本ブラジル交流年ウェブサイト
http://www.nippaku2008.org/