ワロン・ブリュッセル観光促進局、モンスを長期的に促進−豊富な素材を武器に

  • 2007年10月18日
 ベルギーのワロン・ブリュッセル観光促進局は今後、西部の村モンスのプロモーションを強化する。同局では近年、ワロン地方にある22の村々を巡る旅を提案しているが、なかでもモンスは昨年、天皇陛下がベルギーを訪問した際に見学した大聖堂や、カフェ、ブティックなどが併設された画家ゴッホの家、ユネスコの無形遺産に登録されている「バンシュのカーニバル」をはじめ、「ル・ドゥドゥ」「アトのデュカス」の祭りなど、観光素材が豊富だ。また、フランスの国境まで約10キロと近距離であることから周遊商品が可能な利点もあり、今後はフランス政府観光局とも共同プロモーションも検討したい考え。2015年にモンスが「欧州文化都市」に選定されたことから、長期的に促進していく意向だ。

 この動きにあわせ、モンス観光局とル・メリディアン・ブリュッセルは、同ホテルに滞在し、モンスを訪れる宿泊パッケージを設定。副局長のミシェル・ヴァスコ氏と、ル・メリディアン・ブリュッセルの副支配人ピエール・アンリ・ボヴソヴェール氏が来日し、大手ホールセラーなどを訪問した。設定したパッケージは、祭りを楽しむ3つの「ユネスコ・パッケージ」のほか、3連泊してモンスとブリュージュ、ブリュッセルを観光するプランで、特に旅行会社は祭りを絡めたパッケージへの関心が高かったという。