オンタリオ、ワインやフライ&ドライブなど多様な素材・テーマの提案継続

  • 2007年10月17日
 オンタリオ州観光局はワイン、フライ&ドライブをはじめ、体験型の素材やテーマの提案を継続していく方針だ。オンタリオ州観光局マーケティング&セールス担当副社長のマリー・アン・ラニオン氏は、「ナイアガラの滝など、観光名所を訪れた人々を対象に体験型素材を提案し、リピーターとして集客したい」と語る。ワインなどのほか、アルゴンキ ン州立公園でのアウトドア、ノーザン・オンタリオでの釣り、ウィンター・スポーツなどを紹介、FITを含めプログラムを準備中だ。

 ワインは、フランスやドイツの緯度とほぼ同じという地理的な理由から、良質なブドウが栽培可能。ブドウの木の成熟、生産者の経験の蓄積、投資が進み、この5年ほどの間にワインの質が大幅に向上した。ただ、生産量が少量で日本への輸入量が少なく、「魅力は十分あるが、認知度が低い」と分析。「ポイントを絞って上手にプロモーションしたい」が、アイスワイン同様、「カナダでしか飲めない」点もアピールする。

 フライ&ドライブは、「道路があればそれがコースになる」とし、特定のコースに限定したプロモーションはしない。だが、「日本人には向かないコースもある」とし、ワインをテーマにしたものなど5コースから6コースのモデルコースを提示する。