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DS模擬問題:中国編2

  • 2007年10月15日

問 貴州省の少数民族であるミャオ(苗)族の祭りは次のどれか
 
 A 二胡祭り
 B 腰鼓祭り
 C 蘆蕭祭り
 D 月琴祭り


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽デスティネーションの拡大が期待できる内陸部

中国のデスティネーションは、経済成長の著しい北京や上海などの沿岸部と、シルクロードをテーマにした西部に大別されるが、それ以外の内陸部の各地にも注目することで、バラエティに富んだ旅行を企画することができる。気候や自然環境、民族の異なる内部の各地は、その土地によって独特の文化を形成し、その自然景観とともに各種の魅力を提供してくれる。


▽昔ながらの生活習慣を体験できる貴州省

貴州省は、林立するタワーカルストの風景で世界的な観光地となった桂林に勝るとも劣らない美しいカルスト地形の景観が広がっており、万峰林(ばんぽうりん)、馬嶺河(まーりんふぉ)渓谷など大自然の造形美を楽しむことができる。さらに貴州の中でも特に西部は、観光客が比較的少なく、開発も進んでいないこともあり、昔ながらの生活習慣が色濃く残っている。山間や川辺では少数民族のミャオ族の村々を訪ねることができ、日々の暮らしや祭事、村ごとに特徴のある民族衣装などを見学するのも楽しい。

・黄果樹瀑布(こうかじゅばくふ)
白水河の激流が黄果樹に至って9つの瀑布を形成している。最も大きいのが、高さ68メートルの絶壁から流れ落ちる黄果樹大瀑布。そのしぶきは90メートルの高さにはねあがって霧となり、太陽の光を受けて七色に輝く。雄雄しさと美しさが備わった魅力的な風景だ。

・ミャオ族
中国の西南地方に居住しており、人口 は約894万人(2000年)。貴州省には、全体の人口の約50%が集中している。ミャオ族は漢民族とは言語も習慣も異なり、かつては湖南省、湖北省、江西省に住んでいたといわれ、後に漢民族に圧迫されて貴州省や雲南省、さらにベトナムやラオス、タイへも移動したとされている。


▽世界に誇る鍾乳洞

貴州省は世界的に有名な鍾乳洞が数多く存在するので「鍾乳洞の王国」と称されている。観光価値のある鍾乳洞は1000以上もあり、中国内の総距離10キロメートル以上もある10の大規模鍾乳洞のうち8つが貴州省にある。中でも西部の「織金洞」(ずじんどん)は、規模や景観の素晴らしさで有名だ。幾分規模の小さい「龍宮鍾乳洞」は、他ではあまり見ることのできない「地下川」のある特異な鍾乳洞である。長さは840メートルで、5つの洞窟が連結し、観光客は小舟に乗って洞内を観賞する。



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