アブダビ、環境に配慮した開発進め、平均泊数の増加をねらう

  • 2007年9月26日
 アラブ首長国連邦(UAE)首都のアブダビは富裕層とMICEを中心に日本でプロモーションを行う。来年は旅行業界を対象として年2回ワークショップを開催、5年程度をめどに日本でも観光局を設置する計画。アブダビ政府観光局マーケティング・ディレクターのアル・アハメッド・アル・ホサニー氏が語った。

 アブダビは2015年までにホテル客室数を1万室から2万5000室にまで環境を配慮した開発で増やしていく。ルーヴル美術館の招聘で話題になったサーディヤット島の開発はそうした拡大戦略の一環。

 日本市場については富裕層に強い旅行会社に対してコンタクトする。現在は主に出張需要を中心に年1万2000人超だが、高級ホテルの供給増を見込んでおり、レジャー需要の増加を目指す。また、ホサニー氏は「来年まで45件以上の大型MICEが開催される」と、ビジネス需要の取り込みも図り、平均3.9泊を7泊から7.5泊まで拡大していく。