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スペイン政観、団塊世代に長期滞在、多彩な観光素材をアピール

  • 2007年9月19日
 スペイン政府観光局は、JATA世界旅行博に出展する15団体の来日に合わせ、旅行会社などを対象に懇親会を開催した。スペイン政府観光局局長のイグナシオ・ドゥカセ氏は、旅行業界や関係者の尽力に感謝の意を述べるとともに、今年のユーロ高について触れ、「厳しい1年だった」と振り返った。こうした環境的要因に負けることなく、今後もさらなるピーアールを進めるとしている。

 セミナーでは各州、地域の長期滞在に適した素材をビデオで紹介。今後は、団塊世代を中心としたゆとりある滞在を求める旅行者に、ゆったりした時間が流れるスペインの魅力や、2週間から3週間の滞在で広がる体験素材をアピールしたい考え。同局では、この取り組みを中長期的なものと捉え、まずは旅行会社の企画商品に組み込んでもらうよう働きかけていく。同局マーケティング・マネージャーの洞澤徹氏は、「日本人が認知しているスペインの観光資源はまだまだ少ない」として、「さらなるスペインの文化、奥深さ、バリエーションの多彩さを知ってもいたい」と積極的な姿勢を示した。