グアム政観光森氏、「昔のグアムでない」と強調、4泊以上滞在47%に

  • 2007年9月18日
 グアム政府観光局(GVB)はJATA世界旅行博会場でセミナーと懇親会を開催、副局長のメアリー・トーレス氏が来日し、招待した旅行会社スタッフに向け、感謝を述べた。セミナーではGVB日本代表の光森裕二氏が、「グアムは訪米日本人数の25%を占める。1つの州として100万人を超えるのはグアムとハワイしかない」とその規模を強調。また、50歳以上が06年は17%、4泊以上が47%と半数以上を占めており、「2泊3日が主流と思われがちだが、昔のグアムでない」とアピールした。

 現状では8月は昨年と比べチャーター便運航が少なかったが、前年比3%増の9万574人、9月に入っても10日現在で3%増を推移、10月には500名から1000名の団体もあるなど、好調に推移している。これについて、他のデスティネーションの航空便減少による振替需要があるとしつつ、春先から実施した旅行会社店頭でのグアム・ライブ・プレゼンテーションをはじめとするプロモーションの結果とする。その成果は特に地方からの旅行者の増加に結びついており、例えば北海道の旅行会社では前年比20%増となっているという。

 市場別ではファミリー層が減少していることもあり、プロモーション方法も修正する。その一環として広告代理店を変更。従来の「本当のグアムを知っていますか?」のコンセプトは踏襲しつつ、12月以降はさらに新しいイメージに全面的に変化し、露出を高めていく。ただし、ファミリー層も重要市場であることに変わりなく、今後は各市場別にアプローチしていく予定だ。