JATA新町会長、旅行業の社会的責務は重い−松島国交副大臣「政府で観光推進」
JATA国際観光会議2007年の開会にあたり、新町光示JATA会長は今回のテーマを改めて「旅の力」としたことで、5つの効用を改めて強調した。トップ・アドバイザリー会議の中間報告で取りまとめた「旅の力」で、文化、交流、経済、健康、教育のそれぞれの観点からの社会的な貢献が出来ることを指摘するもの。観光産業は「観光庁」の創設が検討される環境の変化もあり、「旅行、観光産業が国内地域の活性化、経済基盤の一端を担うことが明らかになり、旅行業の社会的責務の重責を強く認識する」と語り、実質的な「観光立国」となるために健全な発展が必要だという考えを示した。
また、国土交通副大臣の松島みどり氏は、2010年に日本人の外国人旅行者数2000万人と訪日外客数1000万人という観光立国推進基本計画にふれ、達成をしなければならないとの考えを表明。さらに、国土交通副大臣に就任前の外務政務官時代に17ヶ国を訪問したことを紹介、訪問国で「日本人の観光客を増やして欲しい、直行便を飛ばして欲しいという話を伺った。欧、中南米の担当であったが、各国で同じ話を聞いた」と日本式のツーウェイツーリズム型の観光立国の方向性のメリットを指摘。その際に相手国に伝えたこととして「まだ行ったことの無い国を訪れたい、という要望があり、チャンス」と伝えたことにも言及したが、「日本人は清潔さ、さらに歴史や物語のあるものを求める」という点にも配慮して欲しいことを伝えたという。ただし、市場の問題として「20代から30代の若者、特に女性が減っている。大学生のころ、5時間も6時間も自身が中国に行った体験を民宿のおばさんに話をしたことがある」とも紹介し、「わくわく、どきどきを伝えることがなくなっているとしたら、ビデオで世界遺産を見るので終わるのではなく、歴史、紛争などいろんなことを踏まえて文化を形作ってきたのか。それを理解していくうえで、旅行が重要」と持論を展開。さらに、「国土交通省だけでなく、政府全体として観光を推進し、日本人が外に出て行き、それが日本を訪れてもらい、外国の方との交流から日本へ訪れるようになって欲しい」と政府の狙いを語った。
また、国土交通副大臣の松島みどり氏は、2010年に日本人の外国人旅行者数2000万人と訪日外客数1000万人という観光立国推進基本計画にふれ、達成をしなければならないとの考えを表明。さらに、国土交通副大臣に就任前の外務政務官時代に17ヶ国を訪問したことを紹介、訪問国で「日本人の観光客を増やして欲しい、直行便を飛ばして欲しいという話を伺った。欧、中南米の担当であったが、各国で同じ話を聞いた」と日本式のツーウェイツーリズム型の観光立国の方向性のメリットを指摘。その際に相手国に伝えたこととして「まだ行ったことの無い国を訪れたい、という要望があり、チャンス」と伝えたことにも言及したが、「日本人は清潔さ、さらに歴史や物語のあるものを求める」という点にも配慮して欲しいことを伝えたという。ただし、市場の問題として「20代から30代の若者、特に女性が減っている。大学生のころ、5時間も6時間も自身が中国に行った体験を民宿のおばさんに話をしたことがある」とも紹介し、「わくわく、どきどきを伝えることがなくなっているとしたら、ビデオで世界遺産を見るので終わるのではなく、歴史、紛争などいろんなことを踏まえて文化を形作ってきたのか。それを理解していくうえで、旅行が重要」と持論を展開。さらに、「国土交通省だけでなく、政府全体として観光を推進し、日本人が外に出て行き、それが日本を訪れてもらい、外国の方との交流から日本へ訪れるようになって欲しい」と政府の狙いを語った。