香港と深セン、周遊商品の造成に向け協力してプロモーション

  • 2007年9月13日
 香港政府観光局(HKTB)と深セン市旅遊局は9月12日、共同で旅行業界を対象とした「香港・深セントラベルセミナー」を開催し、両ディスティネーションを組み合わせた商品の造成を促した。香港と深センは片道40分強で往来が可能で、1泊2日でも様々な体験をすることが可能。HKTB日本・韓国地区局長の加納國雄氏は、深センを「強力なパートナー」とし、「旅行商品に質的な深さと面の広がりが求められてきており、香港と深センの組み合わせで、そうしたニーズを追求できる」と強調。また、今年1月から7月までの期間、香港への日本人訪問者数が2.4%増だが、加納局長は「まだ増やせる」と語り、深センとの周遊商品が一つの要因になり得ると期待を示した。

 深セン市旅遊局資源市場開発部副部長の丘幹氏は、深セン市が「中国で一番のレジャータウン」であると説明。外国人訪問者数は年間200万人の規模で、数年連続で中国内の4位となっている。このうち日本人は年間35万人が訪れるなど、深センにとって最大のマーケット。テーマパークやゴルフ場、ショッピングアーケードなどの素材を有しており、257キロメートルの長さのビーチもある。例えばゴルフ場では、ギネスブックにも登録されている世界最大のゴルフクラブ、「ミッションヒルズ・ゴルフクラブ」をはじめとして14社が、高品質なコースを提供している。