ニューヨーク、「Just Ask The Locals」キャンペ開始−デニーロなど参加

  • 2007年9月10日
 ニューヨーク市観光局(NYC&Company)によると、ニューヨーク市はこのほど、「Just Ask The Locals」キャンペーンを開始した。これは「ニューヨーカーに聞くのが一番」を意味し、俳優のロバート・デニーロやジュリアン・ムーアなど、ニューヨーク在住の有名人が観光情報を提供し、また地元の人たちとの交流などにより、旅行者に「よりアットホームに感じてもらえる」ことを目的としたキャンペーンだ。

 ニューヨークの5つの行政区全域での屋外広告やツーリストホットラインを展開するほか、有名人が好む地域を案内するマップ、市内を回る上で必要な10件の基本情報が書かれたカードなどを配布する。ニューヨーク市観光局でも市内150ヶ所のバス停や、マンハッタンの200本の広告用ポール、さらにビデオモニターを備えた400台のタクシーでのビデオ放映などの方法で、キャンペーンを推進している。

 またこのキャンペーンは、アメリカン航空(AA)のジョン・F・ケネディ国際空港内新ターミナルの披露に合わせて開始している。AAも、キャンペーン費用として450万米ドルを寄付しており、新ターミナルの利便性をアピール。84ヶ所の発券場所、国内線・国際線合わせて44台のセルフ・チェックイン・マシーン、1時間に1800人を処理できるセキュリティ・チェックポイント、同じく1600人に対応可能な出入国管理施設などにより、入国手続きが大幅に改善できるという。