ハワイ、7月の日本人訪問者数は2.1%増、夏期好調で19ヶ月ぶりのプラス成長

  • 2007年9月7日
 ハワイの7月の日本人訪問者数は、前年比2.1%増の11万8651人で19ヶ月ぶりに前年を上回った。7月のみならず、8月も好調に推移しており、ハワイ州観光局(HTJ)ディレクターの一倉隆氏は「8月は3%増から4%増になるだろう」と予想。今夏の夏のボーナス支給額が上昇基調であったのが後押ししたと見ている。一方、7月の日本人の総消費額は0.9%減の1億8170万ドルと減少した。これについては、「為替を考えれば、円建てではプラスになっていると考えられる」と述べた。

 ただし、夏の好調さに反し、10月以降は弱含みになる見通しだという。これについてはユナイテッド航空(UA)の関空便の運休などの影響もあるが、「ハワイの航空座席量は現在、180万座席強。ただし、ハワイほどロードファクターが高いところはない。燃油サーチャージもあり、苦戦する」と懸念を示した。

 なお、今年に入り、ハワイではロマンスマーケットが盛り返しを見せており、7月は18.2%増の1万7053人であった。また、宿泊形態ではコンドミニアム、タイムシェア利用などホテル以外の滞在が増加傾向にあり、家族でこれらの施設の利用が増えているという。

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