モルディブ外務大臣、ハード・ソフト両面で日本人訪問客10万人めざす

  • 2007年8月28日
 モルディブ外務大臣に7月16日付けで就任したアブドラ・シャヒド氏がこのほど来日、外交政策としても日本人の観光客の誘致が重要であるとの考えを示した。シャヒド外務大臣は宮沢元首相の内閣・自民党合同葬に出席のため来日したもの。

 シャヒド氏は日本人観光客について「できるだけ多くを受け入れたい」とするものの、当面の目標として「5年間で10万人を迎え入れたい」として、9月のJATA世界旅行博には観光大臣が来日し、プロモーションをするという。また、ハード面の開発はマーレ国際空港以外に国際線が離発着できる空港を開発しているところであることを明言。その他、各種の小規模空港の設置など、観光開発の「マスタープラン」にのっとって開発を進めており、ホテルのベッド数の増加と合わせて、今後の受け入れ態勢の拡充により十分に増加に耐えうる旅行客を歓待することができるという。また、訪問者一人ひとりを「モルディブ親善大使」として考えており、こうした役割を担ってもらうためには、「高いホスピタリティで高い満足度の滞在を提供する」として引き続き、ソフト、ハード面での向上を目指していく。

 また、5月に日本大使館を設立したが、外務大臣として観光大臣に対して、大使館を観光の促進に向けて最大限に活用して欲しいという旨を伝えており、今後、観光の側面で大使館の果たす役割が大きいという考えも示した。(インタビュー詳細については後日掲載)