フィンランド、上半期日本人宿泊数は3.6%増の6.5万泊−「街歩き型」増加か

  • 2007年8月22日
 フィンランド政府観光局によると、2007年度上半期の日本人宿泊数は前年同期比3.6%増の6万4862泊であった。上半期のうち1月から3月までは平均9.5%増であった一方、4月と5月が平均4.5%減、夏のピークシーズンである6月は、1.4%増とほぼ前年並みの数値となった。地域別ではヘルシンキが7.9%と好調で、特に1月から3月までの期間では30.1%増となっており、これについて同観光局では、女性のFIT「街歩き型」旅行者が増加したと分析している。

 オーロラのデスティネーションでは、ラップランドが3%増であったほか、キッティラが31.6%増、ユッラスが44.9%増となるなど復活の兆しが見えた。その一方、この数年人気の高かったサーリセルカは3.6%減少した。また、従来夏季周遊型で人気のあったハメーンリンナが38%減、タンペレが10.4%減となるなど減少傾向が続いている。ナーンタリを含むトゥルク地域は1.7%減ながら4月以降の推移が好調で、7月以降も前年を上回る予想だ。


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