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ハワイ、6月の日本人訪問者数は3.2%減−7月は18ヶ月超で増加見込み

  • 2007年8月1日
 ハワイ州産業経済開発局(DBEDT)によると、6月の日本人訪問者数は3.2%減の10万3781人となった。6月はハワイへの訪問者数の合計は0.8%減となり、日本市場に加え、アメリカ西海岸からの訪問者数も3.0%減の29万8095人となり、訪問者数の多い2地域が減少したことで全体としても前年比減を記録した。ただし、ハワイ州観光局(HTJ)によると、7月については毎日の速報値ベースでは4.5%増を推移しており、DBEDTが公表する統計値ベースで増加分が修正されることを考慮しても増加する見込みという。7月が増加に転じると、2005年12月に1.9%増の13万7623人を記録して以来、約1年半以来のことになりそう。

 6月単月ではHTJが「ロマンス・マーケット」としてプロモーションに力を入れるハネムーナー、挙式目的の訪問者が前年比30%増を記録。ハネムーンについては1月からの累計でも5.0%増の9万3140人と前月までのマイナスからプラス値に転じた。

 7月以降の推移について、HTJディレクターの一倉隆氏は「各種の報道で夏のボーナス支給額が上昇したことはプラスに転じる要因」とし、円安傾向や燃油サーチャージ額などの要因とは別に景気動向が左右しているという考えを示した。