上半期の日本人出国者数、昨年比0.9%減の833万人−史上3番目
国際観光振興機構(JNTO)によると、上半期の日本人出国者数は前年比0.9%減の833万4000人となった。6月は3.3%減の137万9000人。この上半期は1月に4.8%増となった以外、4月の0.7%増となった以外は出国者数が伸び悩んでいる。なお、上半期の出国者数は2001年の867万人超、2006年の841万人超に次ぐ、3番目の記録となっている。昨年の出国者数を下回った理由として、主要通貨に対して円安基調で推移し、海外旅行に対する割高感が進んでおり、こうした要因をJNTOでは理由としてあげている。ただし、台湾、香港が微増、マカオが急増、中国へは航空座席数の拡充などで増加。その一方で、オーストラリア、ニュージーランド、グアム、北マリアナなどは減便の影響で減少している。
また、訪日外客数は過去最高の12.0%増の394万6400人となった。このうち、韓国、台湾、中国、香港、タイ、シンガポール、オーストラリア、カナダ、ドイツ、フランスなどで過去最高を記録している。特に、円安基調の為替市場はアウトバウンドでは逆風要因だが、インバウンドでは割安感ができる。また、地域別には1月から3月がオーストラリアからのスキー客が多く、台湾、中国、香港、シンガポールなど桜の開花時期の訪問者の増加が見られた。5月から6月にかけて、日本ではしかの流行による台湾からの訪日旅行のキャンセルがあったが、全体としては、アジア地域の訪問者の増加によっている。
また、訪日外客数は過去最高の12.0%増の394万6400人となった。このうち、韓国、台湾、中国、香港、タイ、シンガポール、オーストラリア、カナダ、ドイツ、フランスなどで過去最高を記録している。特に、円安基調の為替市場はアウトバウンドでは逆風要因だが、インバウンドでは割安感ができる。また、地域別には1月から3月がオーストラリアからのスキー客が多く、台湾、中国、香港、シンガポールなど桜の開花時期の訪問者の増加が見られた。5月から6月にかけて、日本ではしかの流行による台湾からの訪日旅行のキャンセルがあったが、全体としては、アジア地域の訪問者の増加によっている。