中国国家観光局、新疆の観光素材に自信、FAMツアーなどで需要拡大へ
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鄭氏によれば、現在年間の日本人旅行者数は3万人から5万人程度で、順調な伸びを見せている。ただ、中国国家観光局主席代表の范巨※氏は「私はそれでもまだ少ないと考えている」とし、現在の新疆観光の難点は「パッケージツアーが10日間程度と長いことと、アクセスが良くないこと」であると説明。パッケージツアーの長さについては「日本のマーケットでは1週間程度が限度ではないか。場合によっては2回に旅行を分けるなど、期間を短くするためのあらゆる方法を考えている」とした。またアクセスについても、「チャーター便を含めて、直行便が就航すれば」と期待を示し、会場の業界関係者に協力を求めた。さらに今後は、「パッケージ旅行では収入と時間に余裕のある層、必然的に団塊・シニア層」を主な対象としてアピールしていく考え。
▽※はヨ(けいがしら)の下に火