観光活性化フォーラム
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南アフリカ、「リヒターズフェルド文化植物景観」が世界遺産に登録

  • 2007年7月20日
 南アフリカの北ケープ州ナマクワランドの北西部に位置する「リヒターズフェルド文化植物景観」が、世界文化遺産に登録された。約16万ヘクタールにわたり岩山と砂漠が広がる地域で、北にリヒーターズフェルド国立公園、東にナバビーブ自然保護区、南西には農家が集まった放牧地「リヒターズフェルド“カラード”リザーブ」の3つに区分される。約2000年にわたり、半遊牧民のナマ族が暮らす地域で、イグサで作る伝統的な移動式住居は、南部アフリカでもこの地だけのもの。また、季節ごとに移動を繰り返す遊牧民の生活スタイルを、当時のまま今も継承しているのも、ナマ族だけだという。

 今回の世界遺産登録により、南アフリカには、計8個の世界遺産が登録されたことになる。