ジャルパック、上期販売見込み人数は14%増−アジア、ミクロネシアが好調で
ジャルパック代表取締役社長の梶明彦氏は、「2006年度決算で約4億円弱の当期純利益を計上したが、いわばリストラ利益」としたものの、日本航空グループの路線再編による供給座席数の減少が一段落し、「増収増益を出せる体制としたい」と前向きに取り組む考えを示した。特に、この上期は販売見込人数ベースで前年比14%増での着地を見ており、引き続き体制の強化とこれまでの施策を継続して展開していく考え。
好調な要因としては(1)昨年4月に支店を再編、販売網を手にいれ支店間で目標達成に向けた競争環境が生まれたこと、(2)少量多品種の造成に向けた体制へ変更し、商品力が向上していること、(3)予約部門を統一、オペレーションも本社内に置くことで積極的なコンファメーションの体制が整ったこと、(4)アイルの84%の顧客が満足という回答を寄せているほか、添乗員ツアーでは95%の満足度になるなどツアーの質が向上していることをあげている。ただし、今上期は2桁の伸びとなる見込みだが、「2005年レベルに戻った」という評価もあり、方面ではアジア、中国、ミクロネシアが良いものの、ハワイが苦戦、顧客層ではハネムーナーやシニアが伸びているが、ファミリーが減少しているなど、まだら模様が現れてきている。こうしたことから、改めて体制の強化が必要となっているようだ。
このうち、人件費では10%程度の削減になる新賃金体系を導入。これは一方で目標を達成すると支払われる成果報酬と一体的なものとし、企業全体としてのコスト構造の改革を進める。また、2008年度に稼動するジャルパックの新システム「JALPAK NAVI」の導入も決定し、攻めへの体制を整えていく。特に、この3年間の供給減についてはほぼ底を打ったという見方を示しており、今後は販売体制、商品力などの改善につなげ、「効率的なコスト構造で多品種少量生産体制を作っていく」考えだ。
なお、下期商品では、上期の「魅力の追求」を継続していくが、社内の企画担当者がヨーロッパに「スイーツ街道」と銘打ち、菓子作り体験などを盛り込んだツアーを企画。このほか、1都市滞在型では「まるかじり」と現地滞在プランの名称を統一し、全方面のパンフレットの中綴じ込みとして新たに展開するなど、パンフレットの使い方にも配慮した。
▽上期販売見込み、方面/合計/アイル/アヴァ(それぞれカッコ内は前年比)
ハワイ 1万7000人(5%減)/4万9000人(4%増)/6万6000人(2%増)
アメリカ 4200人(20%減)/9600人(8%増)/1万3800人(2%減)
ヨーロッパ 7200人(11%増)/1万6800人(12%増)/2万4000人(12%増)
アジア 1万200人(67%増)/3万6000人(43%増)/4万6200人(48%増)
オセアニア 4600人(7%減)/1万5000人(同)/1万9600人(2%減)
ミクロネシア 4800人(45%増)/2万6000人(17%増)/3万800人(21%増)
中国 4200人(10%増)/1万7000人(20%増)/2万1200人(18%増)
世界紀行 500人(−)/330人(−)/830人(−)
合計 5万2700人(10%増)/16万9730人(15%増)/22万2430人(14%増)
▽下期販売目標、方面/合計/アイル/アヴァ(それぞれカッコ内は前年比)
ハワイ 1万5100人(2%増)/4万2100人(1%減)/5万7200人(同)
アメリカ 3050人(8%増)/8400人(5%減)/1万1450人(2%減)
ヨーロッパ 5200人(18%増)/2万5700人(10%増)/3万900人(11%増)
アジア 7700人(18%増)/3万5600人(1%増)/4万3300人(4%増)
オセアニア 6800人(6%減)/1万6300人(6%減)/2万3100人(6%減)
ミクロネシア 3650人(8%増)/2万4800人(3%増)/2万8450人(4%増)
中国 5300人(34%増)/1万9600人(7%増)/2万4900人(12%増)
世界紀行 700人(72%増)/−人(−)/700人(72%増)
合計 4万7500人(9%増)/17万2500人(2%増)/22万人(3%増)
好調な要因としては(1)昨年4月に支店を再編、販売網を手にいれ支店間で目標達成に向けた競争環境が生まれたこと、(2)少量多品種の造成に向けた体制へ変更し、商品力が向上していること、(3)予約部門を統一、オペレーションも本社内に置くことで積極的なコンファメーションの体制が整ったこと、(4)アイルの84%の顧客が満足という回答を寄せているほか、添乗員ツアーでは95%の満足度になるなどツアーの質が向上していることをあげている。ただし、今上期は2桁の伸びとなる見込みだが、「2005年レベルに戻った」という評価もあり、方面ではアジア、中国、ミクロネシアが良いものの、ハワイが苦戦、顧客層ではハネムーナーやシニアが伸びているが、ファミリーが減少しているなど、まだら模様が現れてきている。こうしたことから、改めて体制の強化が必要となっているようだ。
このうち、人件費では10%程度の削減になる新賃金体系を導入。これは一方で目標を達成すると支払われる成果報酬と一体的なものとし、企業全体としてのコスト構造の改革を進める。また、2008年度に稼動するジャルパックの新システム「JALPAK NAVI」の導入も決定し、攻めへの体制を整えていく。特に、この3年間の供給減についてはほぼ底を打ったという見方を示しており、今後は販売体制、商品力などの改善につなげ、「効率的なコスト構造で多品種少量生産体制を作っていく」考えだ。
なお、下期商品では、上期の「魅力の追求」を継続していくが、社内の企画担当者がヨーロッパに「スイーツ街道」と銘打ち、菓子作り体験などを盛り込んだツアーを企画。このほか、1都市滞在型では「まるかじり」と現地滞在プランの名称を統一し、全方面のパンフレットの中綴じ込みとして新たに展開するなど、パンフレットの使い方にも配慮した。
▽上期販売見込み、方面/合計/アイル/アヴァ(それぞれカッコ内は前年比)
ハワイ 1万7000人(5%減)/4万9000人(4%増)/6万6000人(2%増)
アメリカ 4200人(20%減)/9600人(8%増)/1万3800人(2%減)
ヨーロッパ 7200人(11%増)/1万6800人(12%増)/2万4000人(12%増)
アジア 1万200人(67%増)/3万6000人(43%増)/4万6200人(48%増)
オセアニア 4600人(7%減)/1万5000人(同)/1万9600人(2%減)
ミクロネシア 4800人(45%増)/2万6000人(17%増)/3万800人(21%増)
中国 4200人(10%増)/1万7000人(20%増)/2万1200人(18%増)
世界紀行 500人(−)/330人(−)/830人(−)
合計 5万2700人(10%増)/16万9730人(15%増)/22万2430人(14%増)
▽下期販売目標、方面/合計/アイル/アヴァ(それぞれカッコ内は前年比)
ハワイ 1万5100人(2%増)/4万2100人(1%減)/5万7200人(同)
アメリカ 3050人(8%増)/8400人(5%減)/1万1450人(2%減)
ヨーロッパ 5200人(18%増)/2万5700人(10%増)/3万900人(11%増)
アジア 7700人(18%増)/3万5600人(1%増)/4万3300人(4%増)
オセアニア 6800人(6%減)/1万6300人(6%減)/2万3100人(6%減)
ミクロネシア 3650人(8%増)/2万4800人(3%増)/2万8450人(4%増)
中国 5300人(34%増)/1万9600人(7%増)/2万4900人(12%増)
世界紀行 700人(72%増)/−人(−)/700人(72%増)
合計 4万7500人(9%増)/17万2500人(2%増)/22万人(3%増)