ルックJTB、上期目標の69万人をほぼ達成の見込み−下期も質・量ともに追求
JTBワールドバケーションズ代表取締役社長の北島文幸氏によると、上期の販売動向は4月から6月は前年比3%減で推移したものの、7月から9月は10%増の見込みで、上期目標としている69万人についてはほぼ達成する見込みだ。月別の集客状況は7月が5%増、8月10%増、9月15%増と後半になるほど、集客が好調になってきている。夏については特に、ファミリー層が好調というが、全体では58歳から60歳が2004年を100とした場合に1.8倍となっているほか、61歳超は1.4倍と伸びが良い。この一方で29歳以下については同規模程度と伸び悩んでいる。熟年層の伸びは顕著で、円安の為替相場、地上費の高騰に加え、ビジネスクラス利用商品も伸びていることから単価上昇にも繋がっているという。例えば、「ボンジョルノ・イタリア」などでは29万9000円から48万円の価格帯と比較的、高い設定となっているが前年比60%増と価格上昇の要因に関係なく伸びが見られるものが欧州を中心に見られている。
デスティネーション別では好不調が鮮明。特に、ハワイ、ミクロネシアは伸び悩んでいるとしているが、ヨーロッパは価格が上昇傾向にあるが熟年世代を中心に堅調、アジアや中国は2桁の伸びで好調となっており、下期については「若干の停滞も想定されるが、質、量の両面を追いかけていく」(北島社長)という方針。全方面で下期は3%増の71万9000人を目標としており、年間では3%増の141万人を達成したい考え。
▽下期は添乗員付きアメリカを拡充
下期商品は上期と同様、団塊世代の後押し、季節に着目した旅行、トレンドのあるデスティネーションを追った展開となる。団塊世代向けには、アメリカへの添乗員同行ツアーを設定し、「アメリカ合衆国」と銘打ち展開し、グランドキャニオンとヨセミテの周遊、ボストンとワシントンの周遊などを揃え、期中にも商品を展開していく。また、オーストラリアでは「面」を意識し、各州を巡る「掘り下げた旅」を設定した。季節でも冬のイエローストーンを訪問する企画を設定、これまでの「アメリカ=大自然=夏」という概念を取り除いた商品を作った。中国でも九寨溝に訪問するツアーで、飛行機で移動するものの、昨年の運航が不安定であったことから前後の移動に1日かけるスケジュールを組むなどしてパンフレットに明記することで、旅程と旅の魅力を両立させた。
トレンドのデスティネーションとしては、関西空港から直行便が就航するマカオをはじめ、ホテルを目的地とする旅行にも対応。特にバリのアマン、フォーシーズンズに宿泊するツアーが引き続き人気が高いことから、JTBの仕入力を活かし、消費者のニーズに応えていくという。
▽ルックJTB上期、下期の販売動向(方面、上期、下期、年間、カッコ内は前年比)
ハワイ 13万4000人(5%増)/13万2000人(同)/26万5000人(1%増)
ミクロネシア 11万6000人(10%減)/12万8000人(同)/24万4000人(5%減)
アメリカ 3万6000人(13%減)/3万4000人(2%減)/7万人(8%減)
ヨーロッパ 8万9000人(4%増)/7万6000人(4%増)/16万5000人(4%増)
アジア 22万8000人(11%増)/24万4000人(9%増)/47万2000人(10%増)
中国 4万3000人(16%増)/5万人(11%増)/9万3000人(13%増)
オセアニア 4万6000人(3%増)/5万5000人(同)/10万1000人(1%増)
合計 69万1000人(3%増)/71万9000人(3%増)/141万人(3%増)
デスティネーション別では好不調が鮮明。特に、ハワイ、ミクロネシアは伸び悩んでいるとしているが、ヨーロッパは価格が上昇傾向にあるが熟年世代を中心に堅調、アジアや中国は2桁の伸びで好調となっており、下期については「若干の停滞も想定されるが、質、量の両面を追いかけていく」(北島社長)という方針。全方面で下期は3%増の71万9000人を目標としており、年間では3%増の141万人を達成したい考え。
▽下期は添乗員付きアメリカを拡充
下期商品は上期と同様、団塊世代の後押し、季節に着目した旅行、トレンドのあるデスティネーションを追った展開となる。団塊世代向けには、アメリカへの添乗員同行ツアーを設定し、「アメリカ合衆国」と銘打ち展開し、グランドキャニオンとヨセミテの周遊、ボストンとワシントンの周遊などを揃え、期中にも商品を展開していく。また、オーストラリアでは「面」を意識し、各州を巡る「掘り下げた旅」を設定した。季節でも冬のイエローストーンを訪問する企画を設定、これまでの「アメリカ=大自然=夏」という概念を取り除いた商品を作った。中国でも九寨溝に訪問するツアーで、飛行機で移動するものの、昨年の運航が不安定であったことから前後の移動に1日かけるスケジュールを組むなどしてパンフレットに明記することで、旅程と旅の魅力を両立させた。
トレンドのデスティネーションとしては、関西空港から直行便が就航するマカオをはじめ、ホテルを目的地とする旅行にも対応。特にバリのアマン、フォーシーズンズに宿泊するツアーが引き続き人気が高いことから、JTBの仕入力を活かし、消費者のニーズに応えていくという。
▽ルックJTB上期、下期の販売動向(方面、上期、下期、年間、カッコ内は前年比)
ハワイ 13万4000人(5%増)/13万2000人(同)/26万5000人(1%増)
ミクロネシア 11万6000人(10%減)/12万8000人(同)/24万4000人(5%減)
アメリカ 3万6000人(13%減)/3万4000人(2%減)/7万人(8%減)
ヨーロッパ 8万9000人(4%増)/7万6000人(4%増)/16万5000人(4%増)
アジア 22万8000人(11%増)/24万4000人(9%増)/47万2000人(10%増)
中国 4万3000人(16%増)/5万人(11%増)/9万3000人(13%増)
オセアニア 4万6000人(3%増)/5万5000人(同)/10万1000人(1%増)
合計 69万1000人(3%増)/71万9000人(3%増)/141万人(3%増)