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インターコンチネンタル香港は、総工費7000万米ドルを投じて実施していた全館にわたるリノベーションを8月中旬に終了する。これに伴い、同ホテルの総支配人兼社長のジャン−ジャック・レイベル氏が来日、「インターコンチネンタルのアジア太平洋地区のフラッグシップホテルとして、香港で常にベストを提供していく」と、自信と意気込みを示した。
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改装にあたり、アジアではブランドイメージが重要として、アジアの人々が好むコンテンポラリーなデザイン、雰囲気を取り入れた。例えば全客室には本格志向のインテリアのほか、液晶画面のテレビや高速ワイヤレスブロードバンド、iPodドッキングステーション付きエンターテイメントシステムも完備し、技術的な面でも先進性を訴求する。またスイートでは、香港最大級となる630平方メートルを誇る「プレジデンシャルスイート」が有名だが、さらに今回は450平方メートルの「CEOスイート」と「テラス・スイート」を新設。双方ともビクトリア湾に面し、ジャグジー付きのテラスも用意し、60人程のカクテルパーティも開催できるという。
このほか、レストランでは今年1月、アジアで2軒目となる日本料理「NOBU」をオープン。既存のアラン・デュカス氏の「スプーン」とあわせ、「ミシュランで星を獲得したシェフのレストランを2つも有する」と、質の高さと多様さをアピールする。その他のロビー、ボールルーム、スパ、フィットネスセンターなどのパブリックスペースも終了。現在はエントランス部分の彫刻の一部で、既にほとんどの改装を終えているという。