スイス、ラヴォー地域が世界遺産に、レマン湖地方観光局は新パンフ作成へ

  • 2007年7月9日
 スイスのレマン湖北岸に広がるワイン生産地区ラヴォーが、新たに世界遺産に登録された。レマン湖に向けて急斜面に階段状に連なるブドウ畑と点在するワイン生産村が、人間の手が育てたワイン文化という「伝統の情景」として評価された。

 これに伴い、レマン湖地方観光局は、同地域のプロモーションを強化する。まず、スイス政府観光局が9月から、「ガストロノミーとワイン」をテーマに展開する全世界的キャンペーンに連動し、新パンフレットを作成。同地域の原産地統制名称を持つ伝統のワインや豊富な地元の食ざし、イベント情報を盛り込み、仏、独、英語の3ヶ国で8月に配布する予定だ。また、9月22日には今回の登録に際し、地元住民の支持活動への感謝を込めて「ラヴォー祭り」を開催。「五感で味わう5つの銘柄」をテーマに、パレードやワインの試飲などのイベントを企画している。