インド大使館、日印交流年ラッピングバス披露、舞踊団などの地方巡業に利用

  • 2007年7月7日
 インド大使館は7月6日、日印交流年を記念して制作した「日印交流年2007ラッピングバス」の出発式を開催した。このバスは新潟にあるミテイラー美術館に所属するもの。今年の日印交流年を記念し、2007年末までに開催する各種のイベント、特にインド文化庁から派遣される舞踊団や音楽の演奏者たちの移動に使用する。イベントは各地での開催を予定しており、今月は北海道まで移動するという。出発式には、駐日インド大使のヘーマント・クリシャン・シン氏と大使夫人のムリナーリニ・シン氏が出席し、またインド政府観光局東アジア地区総局次長のS.R.ミーナ氏ほか関係者が集まった。ミーナ氏は「大勢の人の目に触れ、インドへの関心が高まるだろう」と語り、インドへの旅行需要の拡大に期待を示した。

 現在の旅行需要は、インド政府観光局広報担当の平千佳氏によると「ビジネス渡航が非常に順調」という。観光目的の旅行は、昨今の高級ホテルの新規開業などにより、1泊300米ドル以上のホテルが増加してきていることが懸念材料としており、現地に対して料金を低く抑えるように働きかけていくという。またプロモーションでは、昨年からメディアを中心に実施してきたFAMツアーが好評を得ており、今後は旅行業界に対象を広げていく考えという。