グアム政観、プロモーション強化し6月は微増に転化、40周年キャンペも好評

  • 2007年7月6日
 グアム政府観光局(GVB)は今年、恒例のグアム・ライブ・プレゼンテーション(GLP)の実施数を例年のほぼ倍となる24回に増加し、プロモーションを強化している。GLPはミス・グアムなどとともに旅行会社の店頭でイベントを開催し、グアムの魅力のアピールするもの。9.11の打撃により停滞する海外旅行市場でグアムへの送客を考え、販売する旅行会社、受け入れる現地のサプライヤー、航空会社とのコミュニケーションの大切さを痛感し、開始したものだ。

 特徴的なのが、首都圏のみならず地方でも開催していること。地方の旅行会社スタッフと直接触れ合うことで、スタッフのモチベーション向上になるほか、店頭が賑わうことで誘客につながると旅行会社からも期待されるという。このほかにも、首都圏を中心に平日は店頭でパンフレット等を配布するなど、積極的な活動を展開している。これらのプロモーションが奏効し、6月の速報で前年比0.4%増の6万8662人と微増となりプラスに転化。GVBでは「最終的には0.8%増程度に着地するのでは」と見る。


▽40周年キャンペーンのシニアは根強く成長する予感

 また、GVBは今年展開する40周年キャンペーンのうち、40年前にグアムで挙式、ハネムーンをしたカップル40組を招待するツアーを6月に実施。想像以上の反響を得たという。応募期間の2ヶ月間で、応募総数は1623名、問いあわせは2000件を超。記念ツアーの参加者はもちろん、抽選に外れた人からも「応募のための準備をしているうちに、当時を思い出し、喜びを感じた」という感謝の手紙が届き、「こういう市場があることを旅行会社にも伝えていきたい。今回だけでなく、今後も何かのきっかけにしていきたい」とアピールする。


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