イングランド、禁煙法スタート−英国全土で禁煙法が施行、公共の場で禁煙

  • 2007年7月5日
 英国政府観光庁によると、7月1日からイングランドで禁煙法が施行された。屋内の公共の場のほとんどで喫煙を禁止するもので、パブやクラブ、バー、カフェ、レストラン、ショップ、映画館、オフィスなどが含まれる。公共交通機関やタクシーなど、2人以上が乗車する業務用の車内も禁煙だ。ホテルのスモーキングルームは喫煙可能で、パブの庭や店外、サッカー場の立見席、美術館の入り口などについては、その場所の管理者、所有者が禁煙の規則を設けない限りは喫煙可。また紙巻タバコだけでなく、パイプ、水パイプ、葉巻、ハーブタバコも対象で、違反者は50ポンド以上の罰金が科される。また、屋外でもポイ捨ては禁止で、80ポンドの罰金となる。

 ウェールズ、北アイルランドでも今年4月から同様に禁煙法が施行、昨年3月から禁止されたスコットランドを含めた英国全土に禁煙法が施行されたこととなる。例えばスコットランドでは、50%以上を壁で囲まれた屋内の公共スペースでの喫煙が禁止されており、スポーツスタジアムなども対象となっている。