楽天トラベル、国内宿泊予約で2〜3年後にJTBを送客数で超える−岡武社長

このうち、岡武氏は携帯電話を利用した分野については47.5%増となっており、「成長率は不満」と言及。特に、携帯電話の利用者は8000万人とされており、インフラ面では普及したものであり、どこでも簡単に予約が出来るメリットはあるが、画面上の制約、検索機能を十分に発揮できない等の理由が考えられるという。岡武氏自身は「200%程度の伸びが期待できる」としており、今後は顧客層のニーズを収集し、メール配信によって的確に需要を掴んでいく考えだ。
海外旅行については、「JTB、HISに比べればまだまだ及ばない」としているが、着実に予約数は伸びているようだ。航空券に関してはWTSに発券を依存する形だが、今後は需要の増加を期待するレジャー目的のデスティネーションについて、WTSと共同で強化をしていくという。また、東南アジア方面の強化を図る目的で、日本国内で各地に展開するITCと同じような担当者を配置することも検討しているという。