「ヨーロッパ」プロモーション始動へ−ETC、日本メンバー21ヶ国全体で

  • 2007年7月4日
  ヨーロッパの各国が日本で、デスティネーションとしての「ヨーロッパ」のプロモーションを強化する。ブリュッセルに本部を置くヨーロッパ・トラベル・コミッション(ETC)の日本でのメンバー21ヶ国が推進する。ETCメンバーが日本で大きなプロモーションに乗り出すのは、今回が初めてのこと。

 今年4月にETCの日本でのチェアマンに就任したソフィア・パナヨターキ氏(ギリシャ政府観光局日本・韓国地区局長)は、「ヨーロッパを全体でみれば、文化、歴史、自然など、多様な魅力がモザイクのように詰まったマルチデスティネーション。その良さを多くの人に知ってもらいたい」と目的を語る。また「モノ商品で1国のみの旅行をしても、その時の印象がよければ別のヨーロッパに行きたいと思い、リピーター獲得に繋がる」と、各国が一緒になって展開する意義を強調する。

 具体的な活動が表立つのは11月以降。現在、決定しているのは、ETCの日本語のホームページを立ち上げとメディア向けワークショップだ。ワークショップではメンバー各国に関する記事とテレビ番組の中から優れたものを表彰することになっており、審査員には業界のキーパーソンを招聘する予定だ。ワークショップは11月14日開催を予定しており、その日にはETC日本語サイトの開設も公に発表する。まずは「ヨーロッパ」の認知度を図る活動からスタートするが、今後は旅行業界やメディアを対象にしたファムツアーも実施したい意向だ。


▽ETC(ヨーロッパ・サイト)
http://www.visiteurope.com/