アルバータ州、3観光局が来日、自然と文化的側面でさらなる観光促進へ

  • 2007年6月14日
 カナダ・アルバータ州から、エドモントン、カルガリー、バンフ、レイクルイーズの日本マーケット担当者が来日、各地域の観光の魅力をアピールした。

 今回来日した3都市は、カナディアンロッキーの中でも、特に観光ルートとして人気のアイスフィールドバークウェイを旅する起点となる地域。特に今夏、日本航空(JL)が実施するカルガリーへのチャーター便では、アルバータ州内での滞在日数が増えることで、同州の魅力をもっと体験する時間が増えると期待する。カルガリー観光局レジャーセールス・マネージャーのバリー・デイン氏は「チャーター便は、ユニークな日程を作ることができる」と、単純往復だけでなく、オープンジョーの日程も提案したい考えだ。

 また、同州の魅力について、1年を通して楽しめるイベントがあることを強調。夏には各種の音楽フェスティバル、フィルムフェスティバルが頻繁に開催され、エドモントンでは「フェスティバル・シティ」としてのプロモーション活動も展開している。アルバータ州観光公社アジア太平洋地区営業開発担当ディレクターの竹内恵子氏は、「フェスティバルを通して地元の人々と交流することで、ホスピタリティあふれるカナダ人の心やライフスタイルに触れて欲しい」と、自然以外の魅力もアピールした。


▽各都市の現状

・カルガリー観光局 レジャーセールス・マネージャー バリー・デイン氏

ビジネス需要が旺盛な同市では、ホテルの予約がとりにくい時期がある。しかし、2009年にかけては個性的なデザインのブティックホテルがオープンする予定。国際線が発着し、約90分程度でカナディアン・ロッキーに入ることができる玄関口として、また自然と都市の文化が調和するシティとして、MICEの旅行者にも十分楽しんでもらえることをアピールする。


・エドモントン観光局 レジャー/海外旅行部主任 ミランダ・マッキンリー氏

近年、エドモントンにはイベントや自然を目的にした観光客の他に、治安や環境の良さから留学や語学研修目的での訪問者が多くなっているという。また、は観劇、コンサート、ビジュアルアーツなどの芸術を振興する文化都市である側面、さらにカナディアン・ロデオの決勝戦やアイスホッケー、サッカーなど北米を代表するスポーツ観戦ができることも強調した。


・バンフ、レイク・ルイーズ観光局 スチュアート・ハート氏

バンフは、カナディアン・ロッキーの国立・州立公園群を観光する起点であり、カルガリーから約90分で入ることができる街。典型的なルートのみならず、成熟した日本市場向けには、ナイトライフやショッピングなど、自然とともに街を楽しむことができる要素やレイク・ルイーズを起点にしたハイキングなどの体験、学習を全面に出したプロダクトを紹介していく考えだ。