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バイエルン州、文化・デザイン性の高いホテルをブランド認定へ

  • 2007年6月13日
 バイエルン州観光局によると、同州では2007年1月から、文化イベントや美術館・博物館めぐりでの滞在の質を高める目的で、「サイト・スリーピング・ホテル(Sightsleeping Hotel)」協会を設立した。州内にある文化・デザイン性の高いホテルを「サイト・スリーピング」ブランドとして認定することで、それらの特徴を明確化し、文化芸術関連のイベント等を目的に訪れる観光客に対して積極的に勧めていく。

 ブランドの認定を受けるためには、ある一定以上の洗練されたデザインやサービス、文化芸術系のアクティビティ・プログラムを有することが必要とされ、建築や芸術関連の専門家やジャーナリストの審査によって認定される。協会設立時には25のホテルが応募、18のホテルがブランドを取得し、協会のメンバーとなっている。

 同観光局のマネージング・ディレクターであるリヒャルト・アダム氏は「認定を受けたホテルに宿泊してもらい、旅全体をより芸術性高く、思い出深いものにしてもらいたい」とコメントしている。

 なお、同州への日本人訪問者数は過去数年、大きな増減はなく一定している。訪問者数では年間約13万人、宿泊数では約25万泊となり、パッケージ商品を利用して訪れている日本人が大多数を占めているという。