ハンブルグ観光局、親日性アピールし交流イベント誘致へ、新スポットも誕生

  • 2007年6月11日
 ハンブルグ観光局は今後、市民の親日的な側面をアピールし、交流イベントの誘致を促す。現在、ハンブルグには日本企業が約100社進出していることから、在住する日本人の数は2000人にのぼり、市内での日本の認知度が高く、親日家が多いという。そのため、日独との交流を目的としたイベント等を開催しやすいとアピール。最近では香川県から合唱団が訪れ、現地のコーラスグループと交流したという。また、5月に開催されるハンブルグ港の開港祭で今年、日本がパートナー国となり、ハンブルグ港と横浜港が姉妹港であることから、中田・横浜市長や関係者約100名がハンブルグを訪れた。開港祭会場では、横浜のフェスティバル会場が設けられるなど、現地の人との活発な交流が行われたという。

 また、ハンブルグのデザイン性もアピール。現在、開発中のウォーターフロント「ハーフェン・シティ」は、歴史ある倉庫街付近を旧来の趣を活かしつつ開発するプロジェクトで、来年から徐々にオープンする予定。エリア内の美術館やコンサートホールなどを世界有数のデザイナーが手がけるなど、全体のデザイン性が高いという。また、市内には3ツ星から5ツ星までデザインホテルも揃っており、特徴として地元出身の人気デザイナー、ジル・サンダーのシンプルでシャープなデザインにちなんだ雰囲気のホテルが多い。ハンブルグならではのデザイン性も、今後は打ち出していく方針だ。