KTO、今年の「訪問の年」は慶尚北道をアピール−観光資源を活用へ

  • 2007年5月30日
 韓国観光公社(KTO)は「慶北訪問の年」であることを受け、KTOが進めるブランドマーケティング「コリアスパークリング」を合わせてアピールしていく。コリアスパークリングは、韓国人の熱い情熱を感じることができること、韓国で旅行者の心にひらめきを与えることなどをイメージ。特に、テレビの番組提供などを通じて、PR活動を行っている。

 慶尚北道は日本人の旅行客に向け、ファッション、ビューティー、伝統行事などのテーマで160の旅行プログラムを用意し、日本市場での需要拡大を目指す。KTOマーケティング・マネージャーの伊藤清香氏は、詳細な訴求方法は未定であるとしながら、「慶州歴史地区や石窟庵、仏国寺などの世界遺産もあり、観光資源は十分にある」と話し、今後の積極的なアピールに意欲を見せた。

 また、会場で来賓としてスピーチした日本旅行業協会(JATA)理事長の梅田春実氏は、「双方への訪問者数が同程度に拡大していく、ツー・ウェイ・ツーリズムが望ましい」と言明、特に修学旅行など双方向の交流旅行が重要になっていくとの見方を示した。