オーストラリア、世界遺産を中心に野生動物とドライブでプロモーションへ

  • 2007年5月9日
 オーストラリア政府観光局(TA)は5月から、「世界遺産」「野生動物」「セルフドライブ」の3つの体験を前面に打ち出したプロモーションを開始する。これは昨年4月から展開している「オージー・インビテーション・キャンペーン」の一環。オーストラリアが強みとする「世界遺産」を基軸に据え、「セルフドライブ」と「野生動物」を組み合わせることで魅力をアピール、航空会社と共同キャンペーンにより消費者向けパンフレットの拡充、書籍の発行などを計画している。特に航空会社とは、カンタス航空と5月から6月にかけ、新聞を中心にトークショーへの招待を含む広告、日本航空とは「JAL SLOW STAY AUSTRALIA キャンペーン」を継続し、オンラインを中心に展開する。

 TAでは9月から、航空会社や旅行会社、州政府観光局と共同で、ベストシーズンの需要喚起を狙う大型キャンペーンを、東京、大阪、名古屋で展開する。TA日本局長の堀和典氏は、「ウルルやグレート・バリア・リーフをはじめ、世界遺産が16ヶ所もあり、その多くが気軽にアクセスできる」とコメントし、自分自身でドライブする旅行ではフレンドリーなオージーや野生動物との交流、思いがけない発見ができる魅力を最大限に伝えたい考え。また、日本と同じ右ハンドル、左側通行という点もアピールをしていく。