デルタ航空、チャプター11脱却、新ブランド採用し、国際線拡大路線継続へ

今後、DLでは国際線の拡充を引き続き強化していく。特に、近々の課題としてはアメリカ/EU間のオープンスカイ協定締結で新たな路線の開設として、ニューヨーク・JFK/ロンドン・ヒースロー線を最重要の課題として視野に入れている。グリンシュタイン氏は、ヒースロー空港での発着枠の確保について「3枠は確保できる」という見方を示しており、今後の米欧の航空路線の競争においても、十分に競合していくことができるという見方を示した。
また、同社はアトランタとJFKの2大ハブ空港以外に、ロサンゼルス空港をアジア方面のハブ空港とし、強みとする中南米のゲートウェイ機能を強化したい考え。ただし、アジア方面については、今年6月から週4便でアトランタ/ソウル線を開設、そのほか来年には上海線の開設を視野に入れ、活動をしているところだ。機材についても、購入計画があるものの、ロサンゼルス発のアジア路線の開設には近々の機材購入計画では間にあわず、2010年ごろにDLのアジア路線開設ということになりそうだ。
▽関連記事
デルタ航空、米国内線と国際線の収益比率を対等に−国際線が急拡大
デルタ航空、5月にチャプター11終了へ−日本線就航20周年で引き続き重視
<デルタ航空の新ロゴペイントの機体−「DELTA」の文字、尾翼に採用したロゴマークで変更>
