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ニューヨーク、ホテルの高価格、予約の難しさ払拭狙いキャンペーン

  • 2007年4月27日
(アナハイム発:高橋絵美) ニューヨーク市観光局(NYC&Company)ヴァイス・プレジデントのフレッド・ディクソン氏は日本市場での活動について、PR活動を機軸に、旅行業界へのトレーニング・プログラムの提供と消費者のマーケティング強化を並行して行う。この中で特に、ニューヨークのホテルの予約が取りにくい、あるいは価格が高いというイメージを払拭する狙いから、旅行業界、一般消費者を対象に「NYCオープンブック」キャンペーンを世界各地で展開。既にイギリスをはじめ、アイルランド、イタリア、スペインで開始している。日本では特に、イルミネーションで彩られる感謝祭やクリスマス時期の需要の増加を狙う。これは、クリスマス時期はホテルの料金が高いイメージがあるが、そうではないということを体感してもらう。このため、現在、キャンペーンを日本語化することを検討しているという。

 NYCCでは現在、旅行会社に対してはオンライントレーニングのプログラムを検討しており、芸術、建築などテーマ別にまとめ、それぞれの情報に内容の濃い情報を提供、旅行会社にはリピーターへの対応に活用してもらいたい考え。

 また、ニューヨークは2010年までにマンハッタンに約1万3000室が増える予定。このホテルはラグジュアリーからデザイナーズホテルまでとバラエティも広く、ニューヨークへの全世界からの訪問者数の増加に対応をしていく。