マレーシア、6月からマレーシア国際航空宇宙博覧会を開催

  • 2007年4月17日
 マレーシアで6月5日から8月7日まで、「マレーシア国際航空宇宙博覧会」が開催される。マレーシア観光年のイベントの一つとして位置づけられており、観光年全体のアピールと合わせ、マレーシア観光大臣のダト・スリ・トゥンク・アドナン・トゥンク・マンソー氏がこのほど来日。宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務める東京の日本科学未来館を訪れ、国際航空宇宙博覧会の魅力を紹介した。

 博覧会会場である旧スバンの国際空港は、約20億米ドル(約2390億円)でロシア製のブーラン・スペースを運びこみメイン・アトラクションとしたほか、宇宙飛行士のトレーレニング・ショー、マーズのビデオ・シアター、宇宙空間の3Dショーのほか、月や火星のシュミュレーターなど、15以上のアトラクションが設置される。マンソー観光相はマレーシア観光年にあわせ、マレーシア国民をはじめ、近隣諸国、日本からの博覧会を目的とする訪問者誘致に期待を示した。料金は大人が48マレーシア・リンギ(約1670円)、3歳から12歳の子供が28マレーシア・リンギ(約970円)。

 なお、今夏にマレーシア人では初の宇宙飛行士がロシアのロケットに同乗する予定。マンソー観光相は今回の来日を契機に、宇宙飛行士である毛利さんとの交流を進めたい考えで、毛利さんをマレーシア国際航空宇宙博覧会に招待し、これにより日本でも広くアピールしたい考え。