06年の出国者数、1753万4565人で確定、史上2位も女性減少など懸念も
国際観光振興機構(JNTO)は、06年の日本人出国者数を前年比0.8%増の1753万4565人と確定した。史上2位の数値となったが、年齢層・性別の内訳を見ると、近年とは異なる傾向が見られる。(下記にグラフ)
例えば、観光需要を牽引する女性層は04年が8.4%増、05年が4.6%増と堅調に推移していたが、06年は0.5%減と前年割れに。このところ弱含みだったOL層にあたる20歳から24歳、25歳から29歳、30歳から34歳がそれぞれ、2.8%減、5.3%減、4.2%減と減少率が増加したほか、期待の団塊世代に当たる55歳から59歳は前年から8.6ポイント下がり、2.8%増と伸び率が縮小している。特に、シニア層の伸びが今後、期待されるだけにこの層の動向には注視したいところだ。
一方、65歳以上のシニア層は男性、女性とも前年比で7%から8%弱の増加と概ね好調。出国者数のうち、最大のボリュームゾーンとなる男性の30歳から49歳までは1.67%増の441万3667人となり、ビジネス需要の堅調さを示している。
なお、空港別の出国者数では成田が0.6%増の963万5750人で、全体の54.95%。これは2003年の58%、2004年の56%、2005年の55%とわずかであるがシェアが低下する傾向を表している。
出国者数1万人以上の空港別の増加率は富山が3万7676人(32.5%増)、羽田が42万2838人(17.6%増)、長崎が1万2575(17.4%増)、宮崎が1万1294人(15.5%増)、広島が13万5551人(15.3%増)の順で伸びた。逆に1万人超の出国者数での減少については、高松が1万3672人(13.1%減)、小松が2万8713人(11.5%減)、福岡が70万2383人(9.6%減)となった。九州地方で福岡を除く空港の人数が伸びる一方、福岡の出国者数の減少が目立つ形となった。
例えば、観光需要を牽引する女性層は04年が8.4%増、05年が4.6%増と堅調に推移していたが、06年は0.5%減と前年割れに。このところ弱含みだったOL層にあたる20歳から24歳、25歳から29歳、30歳から34歳がそれぞれ、2.8%減、5.3%減、4.2%減と減少率が増加したほか、期待の団塊世代に当たる55歳から59歳は前年から8.6ポイント下がり、2.8%増と伸び率が縮小している。特に、シニア層の伸びが今後、期待されるだけにこの層の動向には注視したいところだ。
一方、65歳以上のシニア層は男性、女性とも前年比で7%から8%弱の増加と概ね好調。出国者数のうち、最大のボリュームゾーンとなる男性の30歳から49歳までは1.67%増の441万3667人となり、ビジネス需要の堅調さを示している。
なお、空港別の出国者数では成田が0.6%増の963万5750人で、全体の54.95%。これは2003年の58%、2004年の56%、2005年の55%とわずかであるがシェアが低下する傾向を表している。
出国者数1万人以上の空港別の増加率は富山が3万7676人(32.5%増)、羽田が42万2838人(17.6%増)、長崎が1万2575(17.4%増)、宮崎が1万1294人(15.5%増)、広島が13万5551人(15.3%増)の順で伸びた。逆に1万人超の出国者数での減少については、高松が1万3672人(13.1%減)、小松が2万8713人(11.5%減)、福岡が70万2383人(9.6%減)となった。九州地方で福岡を除く空港の人数が伸びる一方、福岡の出国者数の減少が目立つ形となった。