ジャパンプライベートジェット、新市場開拓めざし国内ツアーでの利用促進へ

  • 2007年4月11日
 ジャパンプライベートジェットは今年から、日本国内の各空港発の定額料金を公表し、本格的な販売に取り組む。同社が利用する機材は大人4人乗り、航続距離2400キロメートルのサイテーションCJ1+機、および大人6人乗り、航続距離2980キロメートルのサイテーションCJ2+機の2機種で運航する。料金はCJ1の利用で東京発の場合、95万円からとなっており、最高額は石垣島の283万5000円と設定している。

 ジャパンプライベートジェットによると、現在の利用機材は滑走路が1500メートルで離発着可能であることから、国内81空港を利用することが可能というメリットを打ち出し、特に旅行会社に対して販売を強化したい考え。また、顧客のリクエストに応じて日本人コンシェルジェを搭乗することも可能としており、質の高いサービスで対応したい考えだ。

 同社代表取締役社長の苅屋敏朗氏は、「5月を目途に、第三種旅行業でも地域限定の募集型企画旅行の実施が可能となる。これを機会にプライベートジェットを利用したユニークなツアーを全国に向けて発信できる、新たな市場の形成が期待できる」としており、1日島巡り、国内、海外をシームレスに周遊する観光プラン、プライベートジェットを利用したオープン懸賞など旅行会社に提案、「幅広く斬新な旅行商品を一緒につくって行きたい」としている。既に「桜見物」をテーマとして、プライベートジェットを利用した旅行での利用もあることから、今後も需要としては堅調に推移するものと見ている。


▽ジャパンプライベートジェット
http://www.privatejet.co.jp