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ニューヨーク市観光局、日本オフィス開設−東・西から全米へプロモーション

  • 2007年4月11日
 鶴エンタープライズはこのほど、ニューヨーク市観光局(NYC&Company)と日本における業務委託契約を締結した。鶴エンタープライズは4月1日付けで、ニューヨーク市の日本におけるプロモーション活動を開始、旅行業界、一般消費者、メディア向けの活動を展開していく。今後、 4月21日からカリフォルニア州アナハイムで開催される旅行業界対象のトレードショー「パウワウ」を手始めに、 6月にはニューヨークから担当者が来日して広くアピールしていく。


 ニューヨーク市としては2010年に5000万人の訪問者数を目標としており、既にヨーロッパ市場に対しては先月に開催されたITBベルリンに合わせてオフィスを開設。アジア市場では日本のほか、中国などでもオフィスを開設し、ニューヨーク市への訪問者の増加を狙う。日本はアジア市場の中でも重点市場として位置づけられており、今後は旅行会社対象としたプロモーション・プログラムを展開するほか、一般向けにイベントを開催する。

 特に日本人訪問者数の多いニューヨークの日本オフィスが開設されたことは、訪問者数で停滞ムードが漂うアメリカ方面関係者には吉報だ。アメリカ各地の観光局が日本向けの活動が活発化しており、昨年にはマサチューセッツ観光局日本オフィスが開設され、特に東海岸での活動が目立つ。アメリカ全土をプロモーションする全米旅行産業協会(TIA)日本代表で鶴エンタープライズ代表取締役社長の井上嘉世子氏は、「TIAとしてはアメリカ東部と、ロサンゼルス、カリフォルニアなど、既に日本オフィスを開設するアメリカ西部の両サイドからアメリカ全土へのプロモーションへ繋げていく」とコメントしている。