ヘルシンキ、引き続き日本市場からの誘客を図る−表彰制度の効果高く

  • 2007年4月10日
 東京・銀座三越で開催された北欧展に合わせ、来日したヘルシンキ観光局マーケティング・マネージャーのマリ・リール氏は、ヘルシンキへの日本人宿泊ナイト数が前年比12%増の8万4287ナイトとなったことを紹介、引き続き日本市場からの誘客を促進する考え。

 ヘルシンキへの訪問者数は、ドイツ、イギリス、ロシア、スウェーデン、アメリカ、日本の順で、このうち日本などアジア方面からのロングホールについては滞在日数も増加する傾向にあるという。このうちデザインをテーマとした旅行は特にヘルシンキ市内の一角にあるデザイン・ディストリクトはブティック、ショップなどが立ち並び、現在、週2回は英語でツアーも実施しており、好評を得ているという。この夏を目途に、日本人の小グループに対応するため、日本語ガイドによるツアーをリクエスト・ベースで対応するという。

 日本向けには業務渡航についても日本語でマニュアルを用意しているほか、日本語での情報発信も開始。特にサイトでは英語であるものの、品質の高いサービスを提供する店舗を表彰する制度「Best of Helsinki」を設け、サイトでの紹介などにより、現地では各施設のモチベーション向上、旅行者の誘致に役立っており、今年も継続して実施していくという。

▽ヘルシンキ観光局
http://www.visithelsinki.jp/