フィリピン、今年もセブで「宝探し」キャンペーン、07年は45万人を目標

  • 2007年4月9日
 フィリピン観光省(DOT)は6月1日から11月30日まで、日本向け観光誘致キャンペーンの一環として、セブ島やマクタン島に隠された宝を探すゲーム、「Cebu Treasure『セブの海に沈んだ財宝を探せ』」を展開する。これは去年の「マゼランの暗号」に続く第2弾で、全国に170万人いるという日本人ダイバーとファミリー層、カップル層をターゲットとするもの。財宝を発見した人には、ダイバーの場合はダイブチケット、それ以外の場合は未定だが、同等の記念品を無条件で授与する。さらに抽選で現金10万円や往復航空券、デジタルカメラなどの賞品を提供する。

 キャンペーンの目標集客数は前回実績の約5000人に対し、今回は約2万人を設定。前回は現地でのプロモーションが大半であったなど、告知が十分ではなかったことを挙げ、今年は目標を達成すると自信を見せる。具体的には提携のダイビング会社を合計15社に増やし、海中での宝探しゲームを新たに設けたほか、旅行会社5、6社のパンフレットに同キャンペーンの掲載を予定。日本と現地でキャンペーンの露出を増やすことで、目標人数の達成を目指す。

 DOTによると、06年の日本人訪問者数は05年比1.5%増の42万1808人を記録。このうちセブ島へは約12万人が訪問した。今年の目標は06年比6.68%増の45万人に設定。目標の達成を目指し、同キャンペーンのほか、好調に集客するトラベル・カフェと同じようなコンセプトのカフェの開店を予定する。また、旅行業界向けにデスティネーションの知識を深める「フィリピン検定」(仮名)の開設を予定している。

▽Cebu Treasure『セブの海に沈んだ財宝を探せ』
http://www.akai-tori.com/cebu/