トルコ航空、日本乗り入れ会社でバゲージロスト率最も低く−AEA調査

日本乗り入れの航空会社に限ると、TKが最も良く4.7個、次いでスイスインターナショナル(LX)の10.0個、スカンジナビア航空(SK)の13.3個、オーストリア航空(OS)の13.8個、フィンランド航空(AY)の14.2個と続いた。また、下位では調査対象の24社のうち、日本乗り入れ航空会社別ではブリテッシュエアウエイズ(BA)が23.0個、ルフトハンザドイツ航空(LH)が18.1個、エールフランス(AF)が16.6個となった。特に、本拠地とする空港以外では、ハンドリング会社の選定も関わるが、06年度を例にすると、BAにとっては8月にヒースロー空港でのテロ未遂、バゲージシステムの故障、12月には霧によるフライトキャンセルなど、外的環境に左右される要因もあるという。
また、SITAの調査によると、ロストバゲージの61%はコネクティング・フライトを利用する場合に発生しているもの。さらに、航空会社のポイント・トゥ・ポイント、あるいはハブ・アンド・スポークと路線網の戦略の違いによっても発生率が異なり、ロストバゲージの平均85%は48時間以内に旅客に届けられ、手元に届かないケースは1000人のうち0.46個だ。
▽AEA取りまとめによるロストバゲージ(日本オンラインのみ)
(航空会社/1000人当たりのバゲージ/総旅客数)
TK/4.7 /1709万5547人
LX/10.0 /1134万0159人
SK/13.3 /2707万4911人
OS/13.8 /1094万7227人
AY/14.2 /761万5517人
KL/16.4 /2268万8094人
AZ/16.5 /2553万6440人
AF/16.6 /5514万8558人
LH/18.1 /5426万6920人
BA/23.0 /4555万4351人
※一部表記を修正しております(3月5日14時30分現在)