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メルコスール、1年前倒しで目標達成か−ビジネス旅行、若年層の誘致も視野

  • 2007年4月2日
 アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイの南米4ヶ国をプロモーションするメルコスール観光局局長のラエルシオ・ブランコ氏によると、2006年の4ヶ国合計の日本人訪問者数は10万人に達する勢いで、JICAのプログラム開始の目的である2007年の10万人を1年前倒しで実現できる可能性であるという。2007年までの第1段階のプロモーションとしては、引き続き日本市場での認知度を高めるほか、アマゾン、イグアスの滝などが代表的な訪問地であるが、目的地を広げていく活動に注力する考えだ。このため、旅行会社を対象とするセミナー、FAMツアーの開催による新たな商品企画をバックアップする。また、旅行業界・消費者向けにサイトを新たに作り直し、認知度の高い目的地以外のデスティネーションを紹介するなど、訪問地の拡大につながる一貫した活動を続ける。

 また、今後については個人的な意見としながら「2010年には15万人を目標としたい」としており、旅行者層の拡大につながる活動にも取り組む考えだ。現在は、団塊世代の旅行需要が多いものの、南米には日本の商社からビジネス旅行で訪れることも多く、大企業に訪問して、出張中の南米周遊などを促したい考えだ。特に、ビジネス旅行者についてはホテルを含む旅行消費額も高く、こうした人たちの旅行促進を図ることも重要なポイントと見ている。さらに、若年層の旅行についても促進をしていきたい考えで、訪問する旅行者の多様化に今後は取り組みたいとしている。