スイス政府観光局、視察とインセンティブで団体誘致を強化

  • 2007年4月4日
 スイス政府観光局は今後、企業団体の誘致を強化し、プロモーションを展開する。科学、精密機械など最先端のテクノロジーと自然保護を目的とした環境保全の取り組みに強みがあるとして、特にテクニカルビジットとインセンティブの訴求を図る。その一環として先ごろ、テクニカルビジット・インセンティブツアーセミナーを東京で開催。地域観光局担当者が来日し、最新情報の提供と商談会を実施した。

 セミナーでは視察ツアーについて、上記のほか保険・金融、食品などの産業分野などに関する視察プログラムを、ジュネーブやレマン湖エリア、チューリッヒの各地域別に紹介。企業団体のみならず、学会などの研究者向けの視察や、修学旅行でも利用できる素材を紹介した。

 また、インセンティブについては、レジャー・デスティネーションとして人気を誇る訴求力に加え、数百から数千人規模を収容できる大型コンベンション施設をアピール。スイス最大のコンベンション施設で6500名収容できる「パレクスポ」など、受け入れのインフラを完備していることを紹介した。