カナダ・オンタリオ、体験型など魅力訴求し、四季に分散した誘客を継続

  • 2007年3月28日
 カナダ・オンタリオ州観光省副大臣のデビッド・リンゼイ氏を代表に、オンタリオ観光局会長ビル・デュロン氏をはじめ、観光関連各社の代表で構成される観光ミッション団が来日し、マーケット動向と今後の見通しなどを語った。リンゼイ氏は、「アルゴンキン州立公園や多くの国立公園、ナイアガラ・フォールにトロントの大都会を中心に訪れている」と現況を語り、「体験型の観光素材を取り入れ、オンタリオの魅力を堪能して頂きたい」とアピールした。

 2006年の日本人宿泊者数は前年比1%増の12万人と堅調な推移だ。「FITが増加し、長期滞在者やフライ&ドライブ体験者も増えつつあり、今後は団塊世代の増加を見込んでいる。四季別の楽しさを個別に紹介するなど、個人個人に合う豊富な観光素材を紹介していきたい」とリンゼイ氏は述べ、一時期に集中する需要から四季に分散した誘客を継続していく考えを強調した。また、トロント・ブルージェイズには日本人メジャーリーガー、大家友和選手が所属し、トロント・ブルージェイズと松坂大輔選手が所属するボストン・レッドソックスは9試合の対戦が組まれており、野球目的の需要増も期待をしている。