オーストリアのザルツブルク州にあるガスタイナー・ハイルシュトレン・ラドン治療センターは日本人誘致を積極化する。このほどガスタイナー・ハイルシュトレン・ラドン治療センターのディレクター、クリストフ・ケスティンガー氏が来日し、日本での認知向上に向けた第一段階として、旅行会社、メディア向けにプレゼンテーションを行った。

　ガスタイナー・ハイルシュトレン・ラドン治療センターはラドン、温熱、高い湿度、海抜900メートルの標高に位置する洞窟、坑道の中での坑道療法。これに併せて、運動、ライフスタイルや自己管理能力の改善指導、医学的な効果、効能の5つの治療法を提供することで、身体の自己治癒力を高めるという。インスブルック大学をはじめとした博士らが主な適応症などを確認、運動器官系の慢性関節リウマチ、関節症、神経痛など、また呼吸器系では慢性気管支炎など、皮膚疾患などにも効用があるという。ケスティンガー氏は、夏場は周辺の山々のハイキング、冬場はウィンタースポーツが楽しめるほか、ザルツブルクから約1時間、イタリアのヴェネチアから約3時間ほどであり、観光の一部に組み込むことを提案した。入場券は1回54ユーロ。宿泊、食事、坑道療法、マッサージなど含め、3週間滞在した場合、2200ユーロからとなる。


▽ガスタイナー・ハイルシュトレン・ラドン治療センター
http://www.gasteiner-heilstollen.com