▽タスマニア州政府観光局 〜平均単価は45万円、クルーズでの訪問も増加

  • 2007年3月20日
 タスマニア州への2006年の日本人訪問者数は約9000人となり、5年連続で増加している。主に熟年層の訪問が多く、世界遺産でもある原生地域でのハイキングや野生の動植物との触れ合いが人気だ。平均滞在日数は5日間で、パッケージの平均価格は45万円と、比較的高額な商品となっている点もアピールする。引き続き、熟年層の増加を目指し、特に熟年層の顧客の多い旅行会社との関係を強化している。

 同州政府観光局日本地区局長のアダム・パイク氏によると、3年ほど前からクルーズでの訪問も増えている。オーストラリアからニュージーランドへ向かうコースで、タスマニアで1日寄港するクルーズを利用する熟年層が多い。クルーズは全般的にイールドが高いことから、今後も積極的にクルーズ市場の取り組みを推進したいという。