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ニュージーランド、テーマ性の高い旅行商品をサポート、団塊世代のポテンシャルに期待

  • 2007年3月16日
 ニュージーランド政府観光局日本局長のジェイソン・ヒル氏は、昨年に続き、今年もテーマ性の高い旅行商品をサポートしていく方針を示した。ニュージーランドへの日本人訪問者はシルバー層、団塊世代がメインとなる。特に団塊世代の今後の旅行需要の拡大が期待される中、団塊世代の特性上、既存イメージに捉われない多様性ある旅行テーマを提案していく必要性を指摘。ニュージーランドの大自然、ピースフルな人々、ライフスタイルを体感するための各種提案を行うため、旅行会社が新たな旅行商品を提案しやすい体制を提供する。観光局側はサポートすると共に、旅行商品の見せ方などをアドバイスするなどし、周遊商品などの定番コースに限られていたニュージーランドの旅行商品のバラエティを拡充したい考えだ。これらの取り組みを通して、2007年の日本からの訪問者数は、2006年並みを想定するものの、団塊世代などの需要拡大なども見越し、2008年、およびその後の旅行者数の拡大を目指す。

 なお、15日に東京で開催されたワークショップには、ホテル、観光施設らのサプライヤー22社が参加。ニュージーランド北島のワイポウア森林保護区で、マオリの精神や伝説、歌の紹介と散策をミックスしたマオリ文化の体験ツアー提供会社「フットプリンツ・ワイポウア&クロッシング・ホキアンガ」をはじめ、ホビトン・ムービーセット&ファームツアー、国際南極センターの3社が初めて出展した。