ウィーン、観光学MBAを取得できる大学開校

  • 2007年3月16日
 ウィーンに2007年10月、観光学のMBAを取得できる大学「モドゥール・ウィーン大学」が開校する。これはウィーン代表部の母体機関であるウィーン商工会議所の公的管理支援とウィーン経済経営大学の協力の下で開校するもの。このほど同大学の教育事業推進本部長らが来日、日本からの入学生誘致を働きかけた。日本ではウィーン代表部が日本の観光専門学校、観光関連大学などにコンタクトをとり、PRを開始しており開校当初は「日本から20名程度の入学生を見込んでいる」(大学側)としている。

 モドゥールは100年の伝統をもつホスピタリティとツーリズムに関する研修センターで、ホスピタリティとツーリズムの高等専門学校、ホスピタリティ&ツーリズム・マネージメントの2ヶ国語ディプロマコース、ホテル・マネージメント国際研修コース、大学プログラムの4プログラムをもつ。この中でこのほど開校する大学プログラムは、ツーリズム&ホスピタリティ・マネージメント経営学学士(BBA)、ウィーン経済経営大学と提携したツーリズム・マネージメント専門経営学修士(プロフェッショナル・MBA)、公共ガバナンス・マネージメント経営学修士(MBA)のプログラムをもち、授業者全て英語で行われる。プログラムでは短期留学などのコースは現時点で用意していないものの、要望ベースで2週間から3週間程度の実施が可能だという。