ラスベガス観光局によると、2006年の旅行者数は前年比1％増の3891万4889人となり、新記録を達成した。このうち、コンベンション参加目的の訪問者数は2.3％増の630万7961人、コンベンション参加者による経済効果は7.6％増の82億米ドルとなり、好調であった。

　2007年上期のアメリカ本土への旅行商品の中で、ラスベガスを含むコース数は全体の63.3％、2006年下期は64.0％と前年と同レベルを維持している。

　また、ホテルの客室平均単価は16％増の119.66米ドルで、近年のホテルのデラックス化路線を反映するかたちとなった。また、平均客室稼働率は0.5％増の89.7％を記録し、全米25大トップ・マーケット都市の平均と比べ21％高い水準で推移している。

　ラスベガス観光局は2007年内に5000室を超える新たなホテル客室が加わることから、訪問者数が2006年比で約1％増の3930万人を見込んでいる。さらに、2010年までにラスベガス全体で3万8000のホテル、モーテル客室と32万5150平方メートル近い会議スペースを含む、総額300億米ドル近い新規プロジェクトが進行、および計画されており、2009年までに4300万人の旅行者の誘致を目標に掲げている。